<結果発表>
4月10日が「教科書の日」であることを制定してから10年がたちました。
このことを記念して「教科書にまつわるエピソード」、「教科書との思い出」等をテーマとした川柳を募集したところ、2510句の応募をいただきました。
たくさんのご応募誠にありがとうございました。
厳正なる選考の結果、入賞作品が決定しましたので、発表します。
◼︎ ジュニアの部(中学生以下)
- その話 私も習った 母が言う
- みひ(岐阜県)
(詠み人)
音読しようとしたら30年以上前にならったという母と同じ内容にうれしくなりました。
- そよ風と ともに教科書 めくる春
- ゆうしん(山口県)
- この重み 夢も未来も 詰まってる
- 中村公太(東京都)
- よろしくね いろんなこと 教えてね
- ネコちゃん(広島県)
- 教科書を 忘れた事を 忘れたい
- 田中孝太郎(広島県)
- きょうかしょが いっぱいあるから たのしいよ
- うさちゃん(広島県)
- これ誰の? 見上げて見たら 好きな人
- 石塚瑞貴(栃木県)
- 教科書が 付箋で太る テスト前
- 金岡かさね(東京都)
- 今年こそ 枕にしないよ 誓う春
- ジンジン(岐阜県)
◼︎ 一般の部(高校生以上)
- 教科書は 未来の私の 羅針盤
- うらら(大阪府)
(詠み人)
教科書には様々な人物や出来事、また研究されたことなどが多方面に載っています。教科書は自分の将来のなりたいもの、したいことを見つけ実現する方向を示してくれる、羅針盤のような物だと思います。
- その先を 知りたくなった 1ページ
- すずらん(東京都)
- 初めての 教科書めくる 小さな手
- ほうじ茶ラテ(山形県)
- 試験には 出ないコラムに 湧く興味
- SKかぴさん(神奈川県)
- 娘カラー 父はモノクロ 祖父挿し絵
- 伐株(長崎県)
- めくるたび 学ぶ楽しさ めぐる旅
- 浜口直樹(神奈川県)
- 転入生 教科書見せて すぐ友に
- ミッドフィルダー(東京都)
- 三月の 教科書すっかり わたし色
- 山下奈美(静岡県)
- 断捨離も 教科書だけは ステイホーム
- リオカ(大阪府)
<教科書協会 雑感>
落書き、パラパラ漫画、隣の子との淡い恋の思い出。多くのエピソードはどれも楽しそうです。他人のエピソードなのに「そうそう」と自分自身の体験に重ね合わせられる。教科書は私たちのもっとも身近な存在であることにあらためて気づかされます。世代を越えてのつながりももたらしてくれます。お寄せいただいたたくさんの作品に共通するものは「教科書への愛情」であると感じます。これからもみなさまに愛される教科書を作っていきたいとの思いを強くしました。